前回は、生成AIの進化によって、Web制作の進め方やWebデザイナーの役割がどのように、変化しているのかを解説しました。今回は、未経験からWebデザイナーを目指す上で、何を学べばよいのかをお話しさせていただきます。
未経験から始める3つの学習

AI時代のWebデザイナーには、サイトの企画・設計から、デザイン・実装、公開まで一貫して担う力が求められています。その全工程を自分でこなすために必要な学びを整理すると、以下の3つになります。
1.Webサイト全体を設計するための基礎を学ぶ
まずWebサイト全体を設計するための基礎的な考え方を理解する必要があります。
■コンセプト設計:「誰に・何を伝えるのか」を整理し、Webサイトの方向性を決めます。
■ページ構成の作成や情報の整理:トップページ・メニュー・アクセス・お問い合わせなど、どのようなページが必要かを考え、訪れたユーザーに何を最初に見せるべきか、どの順番で情報を届けるかを整理します。
■ユーザー視点の設計(UI・UX):UI(見た目や操作のしやすさ)とUX(サイトを使ったときの満足度や使いやすさ)の基礎を理解し、ユーザーが迷わず目的にたどり着けるサイトとはどういうものかを学びます。
2.ツールの使い方を習得する
次に、実際の制作で使うツールの使い方を学んでいきます。Web制作では工程ごとに専用のツールがあり、それぞれの役割を理解しながら使いこなす力が必要です。
■デザインツール:ページの骨格となる構成図や、色・フォント・画像を加えた完成イメージを画面上で作り上げます。Figma(フィグマ)などがその代表例です。
■実装・公開ツール:作成したデザインをもとに実際のWebサイトとして組み立て、公開までの一連の流れを担います。WordPress(ワードプレス)などが広く活用されています。
実際に手を動かしながら、制作物を完成させることでスキルの定着が望めます。
3.AIを制作のパートナーとして使いこなす力を身につける
最後に、Webサイトのコンセプトのアイデア出しから、ページ構成の検討、サイトに使う文章や画像素材の生成まで、あらゆる場面で活躍するAIの活用スキルを身につけます。
具体的には2つのスキルが特に重要です。
■1つ目は、AIを効果的に使いこなすためのプロンプト(指示の出し方)のスキル。AIに役割や背景・目的を伝え、条件を具体的に指定するほど、質の高いアウトプットが返ってきます。
このスキルは、プロント作成のコツを学ぶこと、そしてAIと対話しながら「こう伝えたらどう返ってくるか」を繰り返し実践していくことで、身につけていくことができます。
■2つ目は、AIが生成したものを正しく見極める判断力。AIが生成したコンテンツは、既存の著作物に類似した表現が生成される可能性もあるため、特に商用利用の際には注意が必要です。また情報の正確性やクオリティも自分の目でしっかり確認する姿勢が欠かせません。
効率的にWebデザイナーを目指すには

いかがでしたでしょうか。
今回は、未経験からWebデザイナーを目指すために必要不可欠な3つの学習ポイントをご紹介しました。とはいえ、これらのスキルを独学で身につけるのは簡単ではありません。つまずいたときに質問できる環境がなかったり、自分のアウトプットに対してフィードバックをもらえなかったりと、独学では学習の質を担保することが難しいからです。
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