先行きが見えにくく、変化の激しいこの時代。今すぐ転職を考えているわけではないものの、「どのような環境でも活躍できるスキルを身につけておきたい」と感じることはないでしょうか。
そうした中で注目されているのが、業種や職種に関係なく活かすことができると言われる「ポータブルスキル」。今回は、ポータブルスキルについて詳しくご紹介します。
ポータブルスキルとは

ポータブルスキルとは、業種や職種に関わらず、さまざまなビジネスの場面で活用できる汎用的なスキルのことです。例えば、課題を見つけて解決する力や、相手に分かりやすく伝えるコミュニケーション力などが挙げられ、働く環境が変わっても発揮できるものであることから、転職やキャリアチェンジが一般化しつつある昨今、注目されています。
このような背景を受け、厚生労働省では、ポータブルスキルをキャリア支援の指標のひとつとして位置づけています。さらに、「仕事のし方」と「人との関わり方」という2つの観点から、共通して求められるスキルを9つの要素に分けて示しています。(注1)
(注1)出典:厚生労働省 “ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23112.html
ポータブルスキルが求められる背景とは

ポータブルスキルがなぜ注目されているのか、改めて掘り下げてみましょう。ポイントは大きく2つあります。
働き方の多様化
従来の終身雇用の考え方が見直され、転職やキャリアチェンジが、多くのビジネスパーソンにとって一般的な選択肢となってきました。さらに、副業・兼業といった働き方も広がり、一人ひとりのキャリアはより柔軟で多様なものへと変化しています。
このような環境では、特定の企業や職種に依存しない汎用的なスキルの重要性が高まります。
急速に変化するビジネスの環境
デジタル技術の目まぐるしい進化やグローバル化、さらには顧客ニーズの多様化などを背景に、市場環境やビジネスモデルは今、これまでにないスピードで変化しています。
こうした中で、企業は新しい取り組みに次々と挑戦しています。そのため、これまでのやり方にとらわれず、変化に応じて柔軟に対応できる力が求められます。ポータブルスキルは、どのような環境でも成果を出すための基盤となるでしょう。
ポータブルスキルを習得したいなら

いかがでしたでしょうか。今回は、ポータブルスキルとは何か、またそういったスキルが求められるようになった社会的な背景についてお話ししました。
次回は、ポータブルスキルが実際のビジネスの現場でどのように活かされるのか、具体的なスキルや活用例を交えてご紹介します。
