「また今日の会議も時間だけが過ぎてしまった…」 皆さん、そんな経験はありませんか。意見が上手くまとまらない・話が脱線してしまう・誰も発言してくれない。こうした状況を打破していくカギになるのが、「ファシリテーションスキル」。今回は、そんなファシリテーションスキルについてご紹介します。
ファシリテーションスキルとは何か

ファシリテーションスキルとは、単なる司会進行とは異なります。司会が会議の「進行役」であるのに対し、ファシリテーターは「中立的な立場」から、グループ活動を円滑に進め、メンバー全員の力を引き出す役割を担います。自分の意見を主張するのではなく、参加者一人ひとりの意見を引き出し、議論を整理しながら、チーム全体を最良の結論へと導いていくのです。
ファシリテーションスキルを支える2つの力
1.コミュニケーション力
相手の話を聞き、適切なタイミングで問いかけ、発言を促す力です。例えば、会議で沈黙している人がいたら、「〇〇さんは、この点についてどう思いますか?」と声をかけ、発言しやすい環境をつくります。相手の状況を敏感に察知し、場に働きかける力が求められます。
2.論理力
散らばった意見を整理し、議論を構造化する力です。対立する意見があっても、論理的に整理することで共通点や論点を明確にし、チーム全体が納得できる結論へ導くことができます。
ファシリテーションスキルを身につけるメリット
ファシリテーションスキルを身につけることで、会議に限らず、営業先での顧客との対話、プロジェクトの調整、チーム内の意見対立の解消など、さまざまなビジネスシーンで「問題解決のための舵取り役」として活躍できるようになります。
散らばった意見をまとめ、対立を建設的に解決し、チーム全体を前に進める。その結果、「あの人がいれば、物事がスムーズに進む」と信頼され、重要なプロジェクトに抜擢される機会も増えていきます。チームをまとめ成果を出せる人として評価されることで、キャリアアップにも大きく貢献するスキルと言えるでしょう。
ファシリテーションスキルが必要とされる背景

ファシリテーションスキルが、今、求められるのには理由があります。ひと昔前には、リーダーが指示を出し、それに皆が従っていく形で進められていた日々の業務。それが昨今、変わりつつあります。20代、30代の若手がプロジェクトリーダーを任されるケースが増え、多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働する機会も増えました。組織構造もフラット化し、年齢や役職に関係なく意見を出し合う文化が広がっています。こうした状況では、メンバーから意見を聞き、チーム全体で合意形成をとっていくファシリテーションスキルがますます必要とされるのです。
ファシリテーションスキルを身につけるには

いかがでしたでしょうか。今回は、ファシリテーションスキルとは何か、そして、そのスキルが求められるその背景についてお伝えしました。これからの時代に不可欠なスキルであることが分かっていただけたのではないでしょうか。
次回は、このスキルを習得するための具体的なトレーニング方法などをご紹介します。ぜひお楽しみに。
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