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前回、ご紹介したMetaやGoogleを中心とするWeb広告の世界。今回は、これらWeb広告を実際にどう活用していけば成果に繋げていけるのか、その方法について解説していきます。


Meta・Googleそれぞれの特性を活かそう

広告運用で成果を高めるには、各媒体の仕組みを理解し、その特徴を戦略的に活かすことが重要です。

潜在ニーズを育てるのが得意なMeta広告

Meta広告は、ユーザーの日常的なSNSの利用から得られるデータをもとに、各々の興味・関心を見極め、それに沿った広告が配信される仕組みです。例えば、料理家のSNSをよく見る人には「あると便利なキッチングッズ」を提案したり、エンタメ好きの人には「ライブや観劇イベント情報」を届けるなど、まだ顕在化していない欲求を掘り起こし、購買や行動に繋げていくのが得意です。

即時性を武器にする Google広告

一方Google広告は、検索という「今この瞬間」の行動に紐づきます。 「掃除機 最新モデル」「近くの美容院 予約」といったような検索ワードには、購入や申込の意欲が強く表れています。タイミングよく広告を配信することができるので、購入や問い合わせといった成果に直結しやすいのが特徴です。

MetaとGoogleで異なるアプローチ

同じ「英会話教室」の宣伝をする場合、Metaでは「海外旅行をもっと自由に楽しみたい方」「欧米での留学を目指す学生へ」など、趣味や生活、将来の夢に結びつけたストーリー性のある広告を配信し、関心を集めます。

それに対して、Googleでは「英会話スクール 初心者」「ビジネス英語 レッスン」といったユーザーの検索キーワードに合わせ、具体的なコース内容や料金、体験レッスンの案内を提示し、その場で申込みに繋がるように促します。


このように、Metaは“関心を育てる”、Googleは“行動を後押しする”という特徴の違いを理解し、目的に応じて適切に使い分けることが成果を最大化するポイントとなります。


広告から得られるデータを分析し、改善する

Web広告は出稿して終わりではありません。大切なのは、その後に得られる情報を分析し、改善を積み重ねることです。分析には、Google Ads や Meta Business Suite の広告管理ツールに加え、Google Analytics などのアクセス解析ツールを活用します。これにより、「どのユーザーが」「どの時間帯に」「どの端末から広告を見ているのか」といった具体的な行動を把握できます。この分析~改善のサイクルを具体例で見ていきましょう。


例えばある英会話教室のランディングページを分析した結果、下記のことが分かりました。


・ユーザーはページを開いてすぐに離脱していること


・アクセスの大半がスマートフォンからであること


これらをもとに修正ポイントを策定しました。


・ユーザーが共感を覚えやすい内容にするため、ファーストビューのキャッチコピーを「サービス内容の紹介」から「ユーザーの悩みを解決するコンテンツ」に変更


・問い合わせボタンの位置もスマートフォンでも見やすいことを意識し、ページの上部に配置


こうした改善を加えた上で、再度分析した結果、ランディングページの直帰率は下がり、問い合わせ数も増加しました。さらに、これまでターゲット層と認識していなかった40代からの反応が高かったことも判明し、新たなターゲットへの広告配信も検討できることが分かりました。


このように、ユーザーの行動パターンや意外な反応も、データから読み取りながらWeb広告に反映させていくステップこそが成功の鍵を握るのです。


体系的な広告運用スキルを身につけたいなら

いかがでしたでしょうか。Web広告はこれらのステップをきちんと踏んでいくことで着実に成果に繋げることができる、とても便利な宣伝ツールです。

ただ、これらの知識やスキルは独学で学ぶのは簡単ではありません。

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