前回は、ネット上で商品を売買する「EC」の中でも、Amazonや楽天などのモールに出店するモールECと、ゼロから構築する自社EC、それぞれのメリット・デメリットを見てきました。中でも、後者を選べば、コストを抑えながら成果にもつなげられる可能性があるとお伝えしました。
今回は、実際に自社でECサイトを構築・運営する際に押さえておきたい、「業務の効率化」と「使いやすさの向上」という2つのポイントについてご紹介します。
煩雑な業務を1本化する「API連携とは」

自社ECを運営していると、仕入れ先とのやり取り、注文対応、在庫管理など、複数の業務を並行して進める必要があります。これらを別々のツールや手作業で行うと、確認や調整に手間がかかり、次の章でご紹介するサイトの使いやすさの改善など、売上に直結する業務に手が回らなくなってしまいます。
こうした仕入れ・受注・在庫管理といった日々の業務をまとめて効率化する仕組みが「API連携」です。APIとは「アプリケーション・プログラミング・インターフェース」の略で、「インターフェース」という言葉が示すとおり、異なるソフトウェアやプログラムをつなぐ接点のことを指します。
具体的には、自社のECサイトと、在庫を管理する外部システムや、配送業者が使っているシステムをAPIでつなぐことで、注文が入ると自動で在庫データが更新されたり、配送業者に必要な情報が自動で送られたりするようになります。
また、ECサイトを作るときによく使われる仕組み(WooCommerceなど)には、このAPI連携を簡単に設定できる機能があらかじめ用意されていることが多く、専門的な知識がなくても比較的取り入れやすいとされています。
ただし、自社ならではのやり方に合わせて、いちから仕組みを作る場合は、専門的な知識やある程度の時間・費用が必要になることもあります。
AIを使ったECサイトの見直しをしよう

次に自社ECサイトの運営で重要になるのが、見た目や操作性に関わる「UI/UX」です。UI(ユーザーインターフェース)は画面のデザインやボタンの配置、UX(ユーザーエクスペリエンス)はサイトを使う中で得られる使い勝手の良さを指します。どれだけ業務を効率化しても、ユーザーにとって買い物を楽しめないECサイトだと、売上は伸びないからです。
そして、この改善で役立つのがAIです。
たとえば「購入ボタンが分かりにくい」「入力フォームで手が止まってしまう」といった操作上の使いにくさは、これまで人が実際にサイトを操作しながら一つひとつ確認する必要があり、かなりの手間がかかっていました。AIを使えば、サイトの画面構成や操作の流れを読み込ませるだけで、「このボタンは目立ちにくい」「この入力項目は多すぎて離脱されやすい」といった問題点と、具体的な改善案を短時間で洗い出してもらえます。
このように、使いにくさをひとつずつ解消していくことが、離脱されにくく、購入までスムーズにたどり着けるサイトづくりにつながるのです。
自社EC構築・運用のスキルをスクールで学ぼう

いかがでしたでしょうか。今回は、ECサイトにおける複雑な作業をスリムにするAPI連携と、AIによるECサイト改善の成果についてお話しさせていただきました。
資格とキャリアのスクールnoaには、API連携を使った商品管理から注文・返品対応、AIを使ったサイトの使いやすさ改善まで、実践形式で学べる「AI×ECサイト開発コース」があります。
EC制作・運用代行会社への就職を考えている方はもちろん、これから自分でECサイトを運営し、しっかりと成果を出したいと考えている方にも役立つ内容です。
少しでも興味を持たれた方は、まずは専任のキャリアアドバイザーによる無料カウンセリングで、お気軽にご相談ください。
