「話が長くなってしまい、結局何が言いたいのか伝わらない」「段取りや優先順位を考えるのが苦手」「決めた後になって、あの判断でよかったのかと後悔してしまう」。仕事の中で、こうした悩みを感じたことがある人は多いのではないでしょうか。今回は、そういった困りごとを解消できる思考法についてお話しします。
困りごとの背景にある共通の原因

なぜ、こうした悩みが生まれるのでしょうか。
「話が長くなって伝わらない」のは、話しながら考えを整理しているため、結論にたどり着くまで遠回りしてしまうから。「段取りや優先順位が苦手」なのは、やるべきことを整理し、重要度を比べる作業をしないまま目の前の作業から手をつけてしまうから。「決めた後に後悔する」のは、なんとなくの感覚で判断してしまい、後から振り返ったときにその根拠が曖昧だからです。
原因はそれぞれ違って見えますが、根っこにあるのは「情報や考えを整理できていない」という同じ問題です。
このような問題を解決する糸口となるのが、「ロジカルシンキング」です。
もとはコンサルティング業界で培われたもので、感覚や思いつきに頼るのではなく、情報や考え方を筋道を立てて整理していく思考法です。ロジカルシンキングは多くのビジネスパーソンに必要とされ、現在では幅広いシーンで活用されています。
ロジカルシンキングの役立つシーンとは

お伝えしたように、ロジカルシンキングは特定の職種だけに必要なスキルではありません。実際に活用されている場面としては、次のようなものが挙げられます。
・交渉や日々のコミュニケーション
・プレゼンテーション
・企画書や文書の作成
・課題解決のための方策を考える
ロジカルシンキングが身につくと、提案力やコミュニケーション力の向上のほか、物事を客観的に捉えられるようになるため分析力が高まり、課題解決までの道筋も見えやすくなります。
このようにひとつのスキルが、仕事のさまざまな場面に効いてくるのが、ロジカルシンキングの大きな特徴と言えるでしょう。
ロジカルシンキングを身につけるには

今回は、ビジネスのさまざまな場面で役立つロジカルシンキングについてご紹介しました。とはいえ、「筋道立てて考える」と言われても、具体的に何をすればいいのか分かりにくいかもしれません。
そこで次回のコラムでは、ロジカルシンキングにおける基本の姿勢や、実践するためのフレームワークを取り上げ、日常の中でどう鍛えていけばよいのかをお伝えしていきます。
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